なぜか秋になると土物が恋しくなる おはなし。。。

こんにちは!
たづさん@店主です。
秋ですね!秋、大好きです!
最強の生活の器:砥部焼愛用者の店主ですが 秋になると不思議に陶器を使いたくなります、んでもって ごそごそとお気に入りを引っ張り出し、いつものテーブルに仲間入りさせます。コレは愛用のお茶漬け碗、いい具合に貫入に色が入って来ましたよ。
今日はちょっと趣向を変えて秋を満喫できる土物をご紹介します。

春

先ずは 大好きな 焼き〆!
実はこれ 、けっこう丈夫なのですよ。考えてみると そりゃそうだ 。1200℃~1300℃で2週間程もかけて登り窯で焼成するのだから しっかり硬く締まる訳ですもんね。
薪を長時間 高温で燃やし、その灰が降りかかり 溶けてガラス質の自然釉になる、その景色は自然に委ねる、これぞ芸術だー。

砥部焼梅乃瀬窯

備前焼の先生に教えてもらったのだけど 使う前にお水を与えてあげると活き活きして来て 毎日使うと つるピカの艶々になって来るんですって!
先生が出してくれた珈琲碗はいぶし金のような色に育っていました。
焼締は育てるうつわ なのですね。

砥部焼梅乃瀬窯

こちらは信楽焼、たぬきさんで有名だけど 豊富な陶土のため 日本中から陶芸家さんが集まって来ます。様々な作風がみられるのはそのためかな?
以前 窯さんに 貫入が入る時のピキピキピキって音を聞かせて頂いた時はかなり感動、歴史と伝承の技術のスゴさを感じました。

砥部焼梅乃瀬窯

こちらも信楽焼。
おもちゃのような箸置きが可愛いです。
作家さんによって違う 色々な手法の作品を楽しめるのは信楽の郷の嬉しいところ。 土物を作ってはる土地は秋がいいな…と思う。むき出しの登り窯や穴窯の景色と お山の赤や黄色が素晴らしく美しいと 気分は芸術!になってしまうからかしらねぇ…

砥部焼中田窯くらわんか

最後に 丹波立杭焼 。
実は店主にはお馴染みの地、丹波篠山が母の郷なので小さい頃から毎年頻繁に訪れるトコロ、立杭の郷です。
ご紹介するのは 作家:清水千代市氏の作品たちです。
コレは大きな大きなビアジョッキ、ネジネジの取っ手がユニーク。

砥部焼陽貴窯

6寸皿、独特の美しい発色と、土物にも関わらず とても薄く仕上げられているのが特徴です。
ちょっと見では陶器とは思えない風合い、芸術的な気品を持つお皿です。
ひとつひとつの作品が全て一点もの、見ているだけでも楽しいです。

砥部焼東吉窯

少し前の千代市先生、エネルギッシュで楽しい方です。
もう四半世紀を軽く超えた長いお付き合い、早いなぁ。 72歳になられたとの事ですが まだまだ現役。
作陶家のお家にお生まれになり、代々日本の物作りの歴史を刻んでおられます。

砥部焼西岡工房

ぐるぐる渦巻き花生け、使いやすい大きさです。
多くの窯元が立ち並ぶ丹波焼の里 立杭地区、秋が深まると見事な紅葉の景色に 変わります、何度行ってもワクワクウキウキです。

砥部焼東吉窯

いかがでしたか?
秋の丹波篠山は 芸術と食欲を満たしてくれますよ。黒豆 、栗餅、山の芋、松茸、牡丹鍋!食祭り、陶器祭り、春日さんのお祭り! 春日神社のお祭りは町内毎の鉾が出て、京都の祇園さんのちっちゃい版のような感じ、と言えば身贔屓が過ぎるか 笑 。息子が小っこい頃に鉾に乗せてもらいました。住んでいる人は年々減ってたけど最近は若者たちが入られて篠山の街も賑わってきたようで嬉しいですね。 ではまた。。皆さん、楽しい秋を見つけてくださいね。

砥部焼西岡工房

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信楽焼急須
信楽焼箸置
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信楽焼マドラー&レスト
信楽焼茶碗さくらんぼ
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備前焼油壺
丹波立杭焼焼〆油壺
丹波立杭焼焼〆油壺
丹波立杭焼うずまき花入
丹波立杭焼ねじねじマグカップ
備前焼焼〆珈琲碗
丹波立杭焼6寸皿ペールグリーン&ブルー
丹波立杭焼6寸皿モスグリーン
丹波立杭焼6寸皿コスモブルー
丹波立杭焼6寸皿グレーベージュ
丹波立杭焼6寸皿ツートーン
丹波立杭焼6寸皿コスモパープル